【決意の滝行】はまれぽはこのままでいいのか!? 真冬の南足柄「夕日の滝」で光を探す
ココがキニナル!
南足柄市にある「夕日の滝」で真冬に滝行をすると一体どんな心境になるのか。はまれぽの行く末を案じる編集部に答えは見つかる?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
凄まじい滝の衝撃に耐え続けた編集部・小島。滝行後、その顔には一条の光が差した。身も心も空になった小島を中心に心機一転、読者のみなさんのために取り組んでいく決意を新たにした。
ライター:はまれぽ編集部
2020(令和2)年になって早ふた月が経とうとしている。
今年の東京オリンピック・パラリンピックでは神奈川県で4つの競技が開催され、7月には横浜に聖火ランナーがやってくる。
横浜・みなとみらい地区では再開発が進み、新しい施設がどんどん建設され開業している。そして、今後も順次オープンしていく。
昨年惜しくもリーグ2位と優勝を逃した横浜DeNAベイスターズは、筒香選手が抜けて新体制となったチームが、来月いよいよ悲願の優勝に向けたシーズン開幕を迎える。
いま、「横浜」は盛り上がっている! 成長し前進している!
横浜の進化は止まらない――
そんな中、いまひとつ盛り上がりに欠け成長が止まってしまっているのが、何を隠そう、我ら「はまれぽ」である。
地域情報サイトとして“地域密着”を謳いながら未だその知名度は低く、取材で街中を歩いていても「はまれぽ? 何それ?」とにべもなくあしらわれる始末である。読者のみなさんに満足してもらえる記事を配信できているとも思えない。
このままでいいのか・・・(いいはずがない!)
どうすればいいのか・・・・・・。
悩める編集部が光明を求め、答えを探しに、決意を固め真冬の滝行を敢行してきた!!
いざ、南足柄市「夕日の滝」へ!
2月某日、晴天に恵まれたこの日、午前9時半過ぎに小田急小田原線・新松田駅に降り立った。
集合時間は9時40分。ほどなく、この男がやってきた
小島さん、おはようございます!
編集部・小島(39歳。12月6日で40歳になる)
「9時40分に南口階段下」という待ち合わせに対して、9時40分着の電車に乗ってやってきた小島。筆者の性格上、この点については少しキニナルが、ここは呑んでおこう。何せ今日はこの男が主役なのだ。
気分はどうですか?
「いやぁ~、いい天気だね。体調もいいよ」
睡眠も十分にとったという小島。ただ、3歳の一人息子がこの日熱を出してしまったそう。家で待つ息子のためにも、小島は滝行への決意を新たにする。
この数時間後に見せる父の勇姿を、どうか刮目していただきたい。
「夕日の滝」へは、新松田駅から迎えのバスに乗って向かう
今回、我々はまれぽ編集部は「足柄修験の会」の案内のもと、滝行に参加させてもらう。早速、迎えの車に乗り込んで一路夕日の滝へと向かった。
「そういえば、朝飯食べてないんだよね」
小島が語る「はまれぽ」への思い
夕日の滝は南足柄市矢倉沢にある。酒匂川の支流、内川の一部で、夕日に映える美しさからその名が名付けられたとも、毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むことから名付けられたともいわれる。
新松田駅からは車で30分ほどの距離にある
約8年前にも一度、はまれぽでは取材に訪れている。
「夕日の滝」滝行の記事はこちら
その8年前、2012(平成24)年当時、小島は横浜市内のリサイクルショップで働いていた。そして、交際9年になる恋人にプロポーズしたのもこの年だった。
結婚を契機に一念発起、はまれぽ編集部に入る
以来、はまれぽのために、家族のために、懸命に働いてきた
――編集部最古参として、はまれぽの現状をどう思いますか?
「停滞してるよね。横浜っていう大都市を核に地域の深い情報を発信する媒体だけど、その人口に比して読者の数は決して多くはないし、せっかく読んでくれている読者のみなさんに対しても、決して、いい記事ばかりを発信できているとも思えないんだよね」
やるからには一番(てっぺん)を目指したい――そう、思ってきた
――では、どうすればいいと思いますか?
「それが分からないんだよね・・・。とにかく、読者に満足してもらえる、読者のためになる記事を作るっていう信念を持って、日々取り組んでいくことくらいしか」
――読者に満足してもらえる記事とは?
「それも、はっきりどういうものかは・・・」
「まるで長いトンネルに入っているよう」そう小島は語る
――これから滝行をするわけですけど、今の心境は?
「今のこの状況を打開したい。何か今までには見えなかったものとか、今までには感じなかったものを掴みたい。何でもいいから、何かを見つけたいよね」
言葉は曖昧だが、その意志は明確だ
「俺たちみたいな媒体にとって、読者はすべてなんだよ。読者がいないと成立しない。だから、読んでくれる人のことを常に考えながら記事を作っていかないといけないんだ。はまれぽがもっといい媒体になるように、何とか光明を見出したいと思ってる」
長いトンネルの先、我々に光は差すのか――