辛いもの好き集合! 中区長者町「華隆餐館」で口が火事になる刀削麺に挑戦

 ココがキニナル!
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酸辣湯麺に担々麺、辛い刀削麺とか、あと麻婆豆腐も豆板醤を使う赤系か山椒(花椒の場合あり)と胡椒を使用する黒系の麻婆豆腐とか、中華料理の辛いもの料理を是非とも特集して下さい。(ナチュラルマンさん)
はまれぽ調査結果!
長者町の「華隆餐館(かりゅうさんかん)」で「陳麻婆刀削麺」と「地獄海鮮刀削麺」に挑戦。自分の吐く息すら辛く、喉と胃が燃えるように熱くなった
ライター:はまれぽ編集部
	夏になると、どうしてか体が辛いもの欲する。
	「辛い! 辛い!」と言いながら大量の汗を流し、食べ終わった後の何ともいえない爽快感がたまらない。
	
	本格的な夏を迎えるにあたって、読者の皆さんに辛くて美味しいものを紹介すべく、辛さにそこまで強くない胃に刺激を与える「辛いもの好き集合」シリーズを始めたいと思う。(勝手に決めた)
	
	記念すべき第一回は、中区は長者町にある「華隆餐館(かりゅうさんかん)」で辛いと評判の刀削麺に挑戦する。
	 
	 
	 
	華隆餐館
	 
	本格的な四川料理が食べられると、本場・中国の人も多く訪れるという同店。奥行きのある店内には、取材日も中国の方と思われるお客さんが食事を楽しんでいた。
	 
	
	ラーメン二郎関内店の向かい、鎌倉街道沿いに位置する
	
	
	
	昔ながらの中華食堂のよう
	 
	お店の壁には何十枚もの色紙が飾られており、記された日付が10年以上も前のものもある。
	 
	
	人気店であることがうかがえる
	 
	この場所で腕をふるうのは、横浜中華街「中華第一家 杜記(トキ)」出身のシェフ。看板メニューは中国山西省発祥と呼ばれる麺の一種、刀削麺(とうしょうめん)だ。その名の通り、麺の生地を刀で削ってそのまま茹で釜へ送り出す。
	 
	
	噂によると、ここの刀削麺はかなり美味しいらしい
	 
	今回編集部が挑戦したのは、店員さんオススメの「陳麻婆刀削麺(900円/税込・以下同)」と「地獄海鮮刀削麺(850円)」。
	 
	
	プラス50円で辛さを追加できるそうなので・・・
	 
	「辛くしたいんですけど、どれくらい追加したらいいですか?」と店員さんに質問すると、「・・・このままでも十分辛いので、1回分で十分だと思います」とのこと。顔が少し引きつっていたように見えたのは気のせいだと信じて、それぞれ辛さを1回分追加した。
	 
	
	注文が通されると早速調理開始! どこまで辛くしてくれるのだろう
	 
	しばらくすると、赤ん坊のような大きさの生地の塊を手にしたシェフが麺を削り始めた!
	 
	
	見事な手さばき
	 
	待つこと数分、見るからに辛い刀削麺がやってきましたー!
	 
	
	陳麻婆刀削麺。湯気がすでに刺激物
	
	
	地獄っぽくない地獄海鮮刀削麺。地獄っぽいヤツ乗ってるけど
	 
	まず、編集部・ツノオリ(胃は弱い)が陳麻婆刀削麺からいただく。汁なしなので、とりあえず真っ赤に色付いた豆腐を一口。
	 
	
	「おっ、美味しいじゃん・・・ん?」
	
	
	すぐさま襲ってきた辛味
	 
	口に入れた瞬間は旨味を感じて、「あ、結構イケる辛さだわ!」と思ったのもつかの間、痺れるような辛さが全身を走り抜けた。
	一口食べただけなのに、唇がピリピリと痺れて感覚が麻痺してくる。
	
	辛すぎて何がどう辛いのか分からない。まだ麺に手をつけていない段階で、食べ切れるかどうか不安になるほどだ。
	 
	
	早々に麻婆単体では危険と察知し、麺と絡めることに
	 
	麺はしっかりと薄くてかなりモチモチ。刀削麺ってこんなに美味しいものだったのかと驚いてしまった。
	気のせいかもしれないが、混ぜると少し辛味が緩和して、辛さの中にあるコクも感じられるようになる。
	
	休憩しながら食べ進めるが、なにしろ麺が多い。食べても食べても麺は減らない(気がする)し、辛いものは辛い。
	 
	
	一旦、地獄に切り替えよう
	 
	こちらも尋常じゃない辛さ。麻婆刀削麺の痺れる辛さと違って、熱く燃え上がるような唐辛子的辛さだ。気をつけて麺をすすらないと本当に地獄を見る。地獄の海にはエビやイカなどの海鮮と野菜がたっぷりと入っているので、そちらばかりに箸がいってしまう。
	
	そして、この上に乗っている辛味噌の取り扱いは注意しなければいけない。味噌の塩分が結構強めなので、よりパワーのある味になってしまう。
	 
	
	麺は折りたたんでゆっくりと食べることをオススメする
	
	
	地獄の挑戦者、編集部・小南(胃は強くない)
	 
	減らない麺と止まらない汗と鼻水、しまいには涙も出てきた。
	 
	
	ついに手が止まった
	 
	口を拭いたタオルでそのまま額を拭いてしまった時は額がヒリヒリと染みて、その辛さを実感する。口も喉も胃も大火事になったような熱さと1時間ほど戦いながら、
	 
	
	ようやくここまでたどり着いた。胃に優しいはずの豆腐が今日は優しくない
	 
	何が大変って、辛い上に量が多い。
	あまりたくさん食べられない人は、誰かとシェアするか麺の量を少なめで注文したほうが良いだろう。
	 
	
	スープまで飲み切ることは出来なかった
	 
	今までにない満腹感を抱え、しばし放心状態に。化粧はすべて落ちたが、唇と頬は赤く色付き、地獄の小南から「いつもより血色がいいね」と場違いなコメントをもらった。
	 
	 
	 
	取材を終えて
	 
	8杯目の水を口に含み、長かった戦いを振り返っていると、カウンターから「陳麻婆刀削麺」という声が聞こえてきた。
	 
	
	同士よ・・・
	 
	辛いと分かっていても食べてしまう、それが辛いもの好きの性分なのかもしれない。
	
	外に出ると、汗が冷えたのか肌をかすめる風が気持ち良い。
	なんともいえない爽快感と達成感を胸に、「どうか座って帰れますように」と関内駅まで亀のごとく歩いて帰ったとさ。
	 
	 
	ー終わりー
	 
	 
	取材協力
	華隆餐館
	住所/横浜市中区長者町5-71-1 エスポワール伊勢佐木長者町 1階
	電話/045-261-6079
	営業時間/日曜~木曜:午前11時~午前2時、金曜・土曜:午前11時~午前3時
※情報は取材当時のものです
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matchyさん
2018年06月27日 16時29分
Google Mapsの地図はキャプチャして使用しちゃいかんのでは?
ファービーさん
2018年06月18日 11時05分
唐辛子の辛味は大好きだけど花山椒の辛味は舌が麻痺してしまうのでギブアップです。
カナさん
2018年06月14日 14時49分
記事を見て早速食べに行きました。この記事の写真(陳麻婆刀削麺)を見せ注文したところ、ただの麻婆豆腐が出てきました(笑い)ノーマルでも私には十分辛かったです。量も十分。癖になります。