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神奈川区にある選奨土木遺産「京浜港ドック」に潜入!

ココがキニナル!

土木学会の選奨土木遺産に選ばれた神奈川区の京浜港ドック。一体どんな施設なの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

防波堤などの基礎となるコンクリートを作り、横浜港の発展を支えた。現在は実証実験施設として活躍中

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ライター:はまれぽ編集部

世界遺産や文化遺産、各自治体が独自に定めたものなど、価値あるモノ・コトを認定する「遺産」は多岐にわたり、富士山が世界文化遺産に選ばれたニュースも記憶に新しい。しかし、神奈川区の「京浜港ドック」が選定された「選奨土木遺産」の名前は、耳慣れない人も多いのではないだろうか。

 

中区の打越橋も「震災復興施設群」として土木遺産に選ばれている
 

公益社団法人である土木学会の「選奨土木遺産」は、歴史的に重要な土木建造物の保存を目的に2000(平成12)年に創設され、今回で17年目になる。「土木建築物」と一口に言っても、橋やトンネル、水門に浄水場などさまざま。幕末から1945(昭和20)年ごろまでの文化的価値のある建造物を対象に、毎年20件程度を認定している。

選奨土木遺産選考委員会事務局の担当者は「何年にも渡って人々の役に立ってきた構造物の役割を、一般の方々に広めることが狙いにある」と土木遺産の目的を説明してくれた。

 

大原隧道(おおはらずいどう)は2006(平成18)年に認定
 

 
 

京浜港ドックの内部に潜入!


 
今回選ばれた「京浜港ドック」は、横浜中央卸売市場隣の山内ふ頭付近にあるという。ならば実際に見てみるしかない!
はまれぽ編集部は国土交通省関東地方整備局に取材をお願いし、通常は立ち入り禁止のドックを見学させていただけることに。

 

京急線神奈川駅から徒歩15分ほど、突如目の前に「穴」があらわれた
 

まず驚くのがその大きさ! ドックは延長109メートル・幅35メートルで、近くで見ると「突然地面に穴が開いている」という印象。付近はマンションの建設も進む開発区域だが、周辺道路からも見ることができないドックは、時代を超えて鎮座してきた。

 

ドック内に降りるとその広さに改めて驚く
 

京浜港ドックは竣工1926(大正15)年。90年以上前に作られた施設だが、なんと今でも現役で稼働中。
関東地方整備局の港湾空港部海洋環境・技術課の菅崇(すが・たかし)係長に、このドックについて詳しく聞いてみた。

 


「京浜港ドックは横浜港の発展に寄与してきたんです」