検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
  • はまれぽ.com無料掲載について

ココがキニナル!

磯子区の浜中の裏にあった坪呑という子供は危ないから近づいてはいけないという底なし沼について是非レポートお願いします。ちなみに今は団地ができて跡形もなくなっています。(昭和の80系さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

坪呑の池が「底なし沼」と呼ばれていたのは、水深があるため周囲で遊ぶ危険性と、他人の土地へ入らないように子どもたちへ警告を促すためだった。

  • LINE
  • はてな

2017年04月13日

ライター:小方 サダオ

磯子区の坪呑地区に残っていた豊かな自然

今回は、磯子区の坪呑(つぼのみ)に、かつて底なし沼があったというキニナル投稿。その痕跡を求めて、まずは現地を訪れることにした。

インターネットで場所を調べてみると、投稿にある「浜中学校」の南側は団地があり、「坪呑公園」という名の公園がある。

 

赤枠内が杉田坪呑地区、青矢印は浜中学校(Googlemapより)
 

坪呑には「坪呑中央」交差点があるが、その付近は団地が建ち並び、現在は底なし沼の面影はない。

 

坪呑中央交差点付近には団地がある
 

そこで以前はまれぽの取材に協力していただいた磯子区郷土史家の葛城峻(かつらぎ・しゅん)さんに連絡を取ると、事情に詳しい人として底なし沼を含めた周囲の自然保護運動に尽力した岩田順(いわた・じゅん)さんを紹介してくれた。

団地の裏手にある「坪呑公園」で岩田さんにお会いし、まずは底なし沼のあった場所へと案内してもらった。

 

坪呑公園入口
 

底なし沼について話してくれた岩田さん
 

岩田さんによると、「坪呑の『坪』は、701(大宝元)年の大宝律令で完成した『班田収受の法(農地の支給に関する法律)』の地割(じわり=土地)の単位です。杉田村は古くから水に恵まれない土地だったため、溜池が必要だった可能性があります。そのため、坪のほとんどが池で占められてしまうことから『坪呑(農地を呑んでしまう)』と呼ばれていたようです」とのことだった。

そして、この坪呑公園には、投稿にあるようにかつて「底なし沼」と呼ばれていた池があったという。

 

池があった場所は、現在公園になっている
 

公園の南側は崖になっている。崖の上から公園を見た写真
 

昭和50年代に上の写真と同じ位置から撮影された池
 



池を含めた自然保護活動

改めて、岩田さんに底なし沼と呼ばれていた池について話を伺った。

当時の坪呑について岩田さんは「坪呑と呼ばれるこの地には、湧水で出来た周囲約200メートルの大きい池と小さい池がありました。このあたりは、貴重な自然と多様な生物の宝庫で、池はその中にありました。多くの生物の生息の場であるとともに、市民の憩いの場でもあったのです」と話してくれた。

 

自然の宝庫だったという坪呑の池(昭和50年代)
 

また、「底なし沼」に関して伺うと「池には『危ない! 入るな危険』という看板と簡単な柵がありましたが、子どもたちは入ってザリガニ釣りをしたりしていました。実際には事故はなかったと思いますが、子どもたちに注意を促すために『底なし沼』などと呼んでいたのです」と答えてくれた。

 

「底なし沼」と注意を促していたそう
 

続けて、岩田さんは「この場所は、1984(昭和59)年都市整備公団による開発計画が立ち上がり、団地が建てられました。当時は、池を埋め立てて野球場にする予定でした」と説明してくれた。

 

開発計画によって池は埋め立てられることになった
 

そこで岩田さんは、同年に「杉田の風致と自然を考える会」を立ち上げ、横浜植物学会会長・野鳥の会神奈川支部長の村上司郎(むらかみ・しろう)さんらに植物やチョウを中心に調査してもらい、このあたりにどれだけ自然が残っているかということを裏付けて、保護するように訴えたそう。

岩田さんたちは、自然のまま親水公園として保存するように、1866名の署名を添えた要望書を横浜市長に提出したという。そして、1986(昭和61)年に完成したのが「坪呑公園」とのこと。

 

昔の自然を取り戻そうとして作った自然生態園
 

自然生態園の池に泳ぐカモ
 

公園ができる前の自然に関して伺うと「横浜植物学会会長などが調査を行ったときは、『ガマの穂が3種類も生えている』と驚いていました。またコケやチョウの専門家も『珍しい種類がいる』と言っていました」と話してくれた。

 

同じ地区に3種類ものガマの穂が生えるのは珍しいという
 


池の周囲で採られたチョウ
 

調査中の専門(提供:岩田さん)
 

自然保護協会の関係者も調査に来たという(提供:岩田さん)
 

「坪呑公園に関しては、最初は野球場を作るという話でしたが、誰でも使える場所にしてほしいと横浜市へ要望し、現在の公園が出来ました。以前は池の周囲にたくさんのホタルが生息しており、家の中にまで入ってきたこともありました。そのため、坪呑公園完成後にホタルを繁殖させようと池に放しましたが、居つきませんでした」という。

 

以前はたくさんのホタルがいたという
 

地元の人たちはこの池についてどのように思っていたのだろうか。

そこで古くからの住人に話を伺うことにした。


古くからの住人とっての池はどんなとこ? ・・・キニナル続きは次ページ≫
 

おすすめ記事

JR根岸線、幻の「栗木駅」建設計画はあった?

横浜駅から20分の場所で非日常を満喫。家族旅行やみなとみらいの観光にオススメな、横浜唯一の料理旅館

  • PR

かつて賑わっていたという「新山下商店街」、今はどうなっているの?

おひとり様のカフェ利用大歓迎。18種の個性豊かなお風呂に加え、有名店の味が楽しめる料理も自慢!

  • PR

【編集部厳選】まだまだあるぞ! 横浜にある、まったくもって「用途が分からないもの」特集!

みなとみらいの絶景を独り占め。絶品料理とサービスが魅力の「屋形船すずよし」で最高の横浜クルージングを

  • PR

野毛の街の歴史について教えて!【前編】

大人も子どもも遊びながら理系脳が活性。科学を身近に感じられるエンターテインメント性の高いミュージアム

  • PR

新着記事

辛いもの好き集合! 黄金町「征虎」で“変態”カレータンタン麺に挑戦

    • 面白かった156
    • 面白くなかった118
    • コメント2
  • 2018年06月22日

セネガル料理が食べたい! サッカーW杯対戦国料理を求めて東戸塚へ

    • 面白かった42
    • 面白くなかった26
    • コメント0
  • 2018年06月23日
花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
中華街/路地裏グルメ特集
イベントカレンダー

はまれぽ編集部のイチオシ

自分らしく輝けるヘアスタイルを! ゆったりと素敵な時間を過ごせる「Hair Design Will」

  • PR

音楽の街・横浜の新たな音楽発信拠点!ミニサロンでのコンサートや大人向け音楽教室が人気の「カワイ横浜」

  • PR

年中無休体制、本当に「手厚い」ケアができる「ベルジェ動物病院」

  • PR

おひとり様のカフェ利用大歓迎。18種の個性豊かなお風呂に加え、有名店の味が楽しめる料理も自慢!

  • PR

中山を愛する名物社長に会える! 住民と入居者のマッチングを大切にする「丸進不動産」

  • PR

京都の自園で栽培した最高品質のお茶を横浜パッケージで! 忘れられない京都・宇治茶の味「又兵衛」

  • PR

40年以上続く経験豊富で頼れる社会保険労務士事務所「社会保険労務士法人 横浜中央コンサルティング」

  • PR

ベテラン講師が基礎から徹底指導。横浜駅のボイストレーニングスクール「プライズエンターテインメント」

  • PR

フカヒレ姿煮がのった豪華メニューも1人2400円で食べ放題! いま中華街で話題沸騰の「中国飯店」

  • PR

横浜中華街で横浜のソウルフード「ブタまん」を提供する創業明治27年の老舗・ブタまんの「江戸清」

  • PR

みんなのキニナル投稿募集中!!

はまれぽ編集部が
キニナルことを調査してお答えします!!

  • 藤沢駅の1・2番線はなんの為あるの?乗り降りで使うときあるの?

  • 横浜町田IC付近の高速道路上、21.2km地点の看板の下にいつも花が供えられています。10年以上献花...

  • 「はまれぽ」は横浜を代表するWebメディアだと思いますが、公式Instagramが全く盛り上がってい...

あなたはどう思う?

トップページをリニューアルしたPCサイトの感想は?

最近のコメント