横浜春の風物詩「ザよこはまパレード」は年々地味になっている?
ココがキニナル!
昔は企業フロートも多く凄く楽しかった「ザよこはまパレード」。最近は国際仮装行列とは名ばかりでマーチングバンドばかり。なぜ?山車はいくら?アーチスレスレで大丈夫?(タッカーさん、brooksさん)
はまれぽ調査結果!
フロート(装飾自動車)は参加企業の自費で費用は高級車が買えるほど。数は景気などにも左右される。マーチングバンドのレベルの高さは必見!
ライター:紀あさ
毎年5月3日になると、あのパレードがやってくる。山下公園から、赤レンガ倉庫前、馬車道商店街を通って、イセザキ・モールへと向かう全長3.4kmに及ぶ「ザよこはまパレード」。
「昔は凄く楽しかった」という投稿がキニナり、歴史を少しひも解くことに。
今年のポスター
「ザよこはまパレード~横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列~」
「ザよこはまパレード」は、1953(昭和28)年6月2日の横浜開港記念日に始まった。戦後復興が遅れていた横浜に活力を生み出そうと、商工会議所の発案で生まれたという。
ホームページによると「当時は、横浜市内中心街の接収が大幅に解除され、いたるところが空地となり、廃墟さながらの様相だった・・・この横浜を復興させる為に、国際港である特色を十二分に活かして在留外人も参加出来て、全国にない特色となる様な行事をと、国際仮装行列が採択された」とある。
ザよこはまパレードのHPより
では、今年はどうだろう。当日、現地に。64回目となる2016年5月3日、横浜は晴天! オープニングは午前10時15分。山下公園前の公道は、パレードコースに姿を変えていく。
当日のコース
横浜創英高校のダンスパフォーマンスで幕開け
笑顔が溢れている
主催である3団体の代表者として、横浜商工会議所の上野孝(うえの・たかし)会頭、黒岩祐治(くろいわ・ゆうじ)神奈川県知事、林文子(はやし・ふみこ)横浜市長が公務で海外出張中のため渡辺巧教(わたなべ・かつのり)副市長がそれぞれ挨拶を述べる。
「私が生まれる前から行われているパレード」という黒岩知事の言葉に、パレードの歴史を感じた。
主催者の両脇に開港五都市のミスや親善大使がそろう
かわいさいっぱいキッズパレード
午前10時45分、キッズパレード13チームが先に出発。
主に小学生が参加するため、1.4kmのショートコースをパレードする
背景に船、開港記念みなと祭のムード
海洋少年団のちびっこ
演技する子も!
横浜市の花である「バラ」はパレードのテーマ
キッズパレードに付き添いの方も仮装をと募集要項に書かれている
いろんな人(?)がいる
趣向あふれるスーパーパレード
午前11時15分、大人参加のスーパーパレード42チームの出発。
トップは神奈川県警察音楽隊
2番手、神奈川鳶工業連合会(横浜古式消防保存会)
主催者が「今年のみどころ」というのは・・・
「3番目の主催者フロート(装飾自動車)です」と堂々の自信
沿道は観客でぎっしり。この出発地点が一番混みあっていた。
歩道には見物する人たちがいっぱい
さて、すこし先に進んでみよう。
山下公園の中では出番を待つチームが準備中
県民ホールの階段、パレードが見やすそう!
交差点を渡る龍
山下臨港線プロムナードからパレードを見下ろすのもよいかも、と階段を登ってみたところ、通行は可能だが、立ち止まっての見学は残念ながら不可。
プロムナードは立ち止まり禁止
止まることはできないが、お散歩しながら見下ろせば圧巻の風景
見ている人を見ながら過ぎるのも楽しいほどの人出