川崎の「温泉のない温泉通り」の正体は?
 ココがキニナル!
ココがキニナル!
JR川崎駅西口から幸警察署に至る道路は、温泉通りと呼ばれているようです。歩いてみると温泉は見当たらないのですが、温泉通りと名づけられた由来を調査して頂きたいです。(むろさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「温泉通り」という名の道路があるのではなく、「温泉通り商店会」という商店街があった。その名の由来は、昔あった入浴施設「川崎温泉」が由来。
ライター:福原 麻実
温泉のない温泉通り?
「温泉通り」という名前がついている以上、そこには温泉があるものだと思う。ほら、西区の「すずかけ通り」にはスズカケノキが植えられているように。だが、この投稿にあった「温泉通り」には、温泉がないのだという。どんな場所なのだろうか? 早速調査へ!
JR川崎駅西口はラゾーナ川崎プラザに行く時しか利用したことがない筆者。「温泉通り」の場所の見当が全くつかず、調査はその道路の場所を探すところからのスタートとなった。
	 
	
	ラゾーナとミューザしか分からない・・・(Googlemapより)
	 
	道路を探す。簡単だろうと思ったのだが、なかなか見当たらない。
	「由来」なら古い文献も必要だろうと思ったが、これに至っては全く見つからない。
	
	幸区役所に問い合わせて「温泉通り」という道路が存在しないこと、そして「温泉通り商店会」という商店街があることは教えていただいたのだが、この商店街のオフィシャルな情報がない。
	とりあえず、幸区役所の方の説明と川崎市のサイトの情報を頼りに、現地に行ってみることにした。
	
	
	
	「温泉通り商店会」とは?
	
	投稿にあった「川崎駅西口から幸警察署に至る道路」という情報を頼りに、その「温泉通り商店会」を目指す。
	 
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	今回歩いたのは赤い線のルート
	 
	
	西口ってこんな感じだったのか
	 
	
	右手がラゾーナ。広い歩道を歩く
	 
	ラゾーナに沿うように角を曲がり、工業の街としての川崎を象徴するような建物だな・・・と思いながら東芝の建物の前を通りすぎた。
	
	しばらく歩くと、目の前に「商店街」によくあるような特徴的な街灯が並ぶ道路が現れた。
	 
	
	このあたりは「温泉通り商店会」だろうか?
	 
しかし「温泉通り商店会」という表記が見当たらない。とりあえず、その道路に沿って歩いてみる。
	 
	
	残念ながら雨で誰もいないけど雰囲気のよい公園
	 
	
	「諏訪公園」という公園なんだな
	 
	現地で通りについて知っている人を探そうと思うが、「雨の中誰がインタビューに応じてくれるのだろうか」「そもそも温泉通り商店会はどこだ」といろいろ不安になりながらも歩く。
	
	「とりあえずこのまま歩こう」という判断は正しかったようで、信号の向こうの街灯に探していたものが見つかった。駅を出てから12分が経過していた。
	 
	
	あった! 
	 
	
	この写真に全部納まるくらいの商店街
	 
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	赤い線が商店会のある場所
	 
	信号ひとつ分、幸通りのうち150メートル足らずという短い道路を挟む小さな商店街。温泉の有無は歩くまでもなく分かった。少なくとも現在、お客さんに入浴させる「温泉」という施設はない。
	
	以前はそのような施設があったのか? それとも温泉が湧いていて周辺住民の家で利用されていたとか?
	 
	 
	
	 






