海の安全を守る国内最大級・横浜海上保安部の巡視艇(じゅんしてい)に乗船!
ココがキニナル!
横浜海上保安部は規模等,国内最大級と聞いています。是非、巡視船艇に乗船してその活動を取材してください。(いちやんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
海の安全を見張る巡視船艇を14隻保有する横浜海上保安部。その規模はやはり日本最大級。巡視艇は日々海の安全を見守り交通整理をしていた
ライター:クドー・シュンサク
「船酔いがひどいから無理だ」と、言ったはず。乗り物には酔いやすいとは、ずっと言っていた。
「大丈夫ですってー! ふははは! ○日の○時にアポ入れましたんで。ふははは!」
最近よく笑う妖怪獣(編集部山岸・乙女気取り・実は妖怪獣)を海に投げ出し、捕獲してはく製にしてもらおうという裏テーマで行くと決め、横浜海上保安部へ。ついでにマーメイドでも探そうかなと。
巡視船艇14隻を保有する横浜海上保安部
横浜海上保安部に前回来たのは確か灯台のキニナルだった。あの時も「高い所は得意じゃない」と言ったはずだった。
また来ました
受付をすませ、少々待つ。
久しぶり
2階の管理課へと案内していただき、本日担当してくださる横浜海上保安部管理課専門官の梅戸(うめと)さんと巡視船艇の着く岸壁まで歩く。
道中
梅戸さんから海のいろいろを聞きながら
巡視艇の停泊場所に到着
横浜海上保安部は現在14隻の巡視船艇を保有。巡視船艇の規模は、全長20メートルのものから150メートルと大中小さまざま。ほかの海上保安部では大型巡視船が1~2隻と中小型のものが2~3隻保有しているのが多く、大中小の14隻がある横浜海上保安部は、巡視船艇の保有数も国内最大規模。
横浜に多く船があり、規模が最大級なのは、大きな船がつけられるなど港としての立地条件が良いということと、遠距離の海難救助にも対応しやすい場所という理由が挙げられるとのこと。
今回中を見せていただく巡視艇「いそづき」
いざ
巡視艇の中へ
梅戸さんによると「巡視業務中の取材は万が一事故などあったら困るので難しい」とのことなので停泊中の巡視艇を見せてもらいながら、業務の説明をしていただくことに。少々、安心。
「いそづき」は4月8日に横浜港へ入港したばかりの新造の巡視艇。長崎の造船所で造られたという。中へ入り、各室やシステム、活動内容を伺うことに。まずは操舵室(そうだしつ)から。
おじゃまします
すごいな
操舵室でお話を伺うのは船長の北口さん、機関長の丹羽(にわ)さん、航海士補の堀さんのお三方。
船長の北口さんに巡視艇の主な活動は、と尋ねると、「治安の確保」「人命救助」「青い海を守る」「災害に備える」という海上保安庁の使命を日々巡視すること。一度海に出ると一定のルートを24時間巡視し、港に帰るという流れ。
船長の北口さんの笑顔
24時間という一度の巡視で、船には8人の船員が乗る。時間交代制で、巡視班と休息やその他の業務を行う班に分かれローテーションを組み、海の安全を見張る。
海域の状況を把握するレーダー
船長はレーダーを確認しながら舵取りと船の速度を指示する
この流れで、貨物船と漁船が接触しないようにレーダーと目視で監視し、海の交通整理をする。交通整理を船に呼びかける際、ルート案内や進路変更はマイクで指示を出すという。
機関長の丹羽さんは巡視艇の速度を操る
航海士補の堀さんは舵取り