横浜でおいしいチャーハンが食べられるお店を教えて!
ココがキニナル!
焼きそばがあったので今度は是非チャーハンを!できれば中華街と中華街別があれば嬉しいです。(角さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
中華街の「福萬園」と「愛群」。中華街外(横浜周辺駅)で東神奈川「銀河楼」と桜木町「碧華楼」の4軒から計7品のチャーハンを紹介。
ライター:クドー・シュンサク
チャーハンなので、パパッとしなきゃなので、前置きはナシにして、投稿にある「中華街」と「中華街別(横浜周辺駅)」で、「黒チャーハン」と「五目チャーハン」を推すお店を。まずは中華街の「福萬園(ふくまんえん)」のチャーハンから紹介。
横浜中華街「福萬園」の黒チャーハンとエビチャーハン
中華街の善隣門のすぐ近く、加賀町警察署の向かいにある四川・福建の料理をメインに扱う「福萬園」。
おじゃまします
席数が多く奥には個室もあり
1995(平成7)年2月にオープンした「福萬園」。店の目玉は四川麻婆豆腐とチャーハン。チャーハンはテレビなど各メディアに取りあげられるほどの知名度だという。
「福萬園」ではおすすめの黒チャーハンとエビチャーハンの2品をいただくことに。
厨房におじゃましてチャオ風景を
とにかく仕上がりまでがなめらかで早い。では1品目、あっという間にできあがったこちらのチャーハンから。
黒チャーハン(900円※ランチは800円でスープ・デザート付)
あまからい醤油の香りが食欲をそそる黒チャーハン。パラリと炒められていて、見た目よりはあっさり味。ながらも、上海たまり醤油の香りとコクが炒められた米とチャーシュー・卵・ネギと相まって絶妙な味のバランスに。グイグイとすすむ。
ちなみにチャーハンにとって意外と大事なスープは、とろみのついたかき玉スープ。塩味でやさしいかんじ。
続いてエビチャーハン(900円)
こちらもパラッパラに炒められていて、口に含むとふっくらとした噛み応え。ほんのりスープのコクが感じられる程度であっさりとした塩味の仕上がり。大ぶりのエビは5尾。油通しされており食感はプリップリのプリ。あっさりとした上品なチャーハンといった仕上がり。
「チャーハンはほかにも種類があるので是非一度試しに来てください」と謝(しゃ)さん
15年ほど前に上海で口にした本場チャーハンの味に限りなく近いものだった「福萬園」さん、ごちそうさまでした。
JR東神奈川「銀河楼(ぎんがろう)」の黒チャーハンと麻婆チャーハン
続いては中華街を出てJR東神奈川、京浜急行仲木戸駅から徒歩5分ほどの「銀河楼」。家族経営の隠れた名店と噂される店のチャーハンを紹介。
おじゃまします
26歳で「銀河楼」のオーナーを務める陳さんに話を伺う
オープンして現在2年半になったという「銀河楼」。それ以前は中華街と大口の某中華料理店で親戚と一緒に働いていたとのこと。この地に出店した理由は、多くの家族や親戚がこの界わいにいるから。客層は意外にも日本人が多い、とのこと。
近ごろ結婚をして奥さんもいるという陳さんにおすすめのチャーハンを尋ねた。
「海鮮入り黒チャーハンと麻婆チャーハン!」
ではその両方いただきましょう。
こちらもチャオ風景から
海鮮入り黒チャーハン(850円)
具はエビ・イカ・カニ肉・チャーシュー・卵・ネギ。パラリとしているがしっとりとした仕上がりで、口に含むと米がふっくらパラリとほどける。味付けはしっかりとたまり醤油のコクが感じられるバシッとくる味わい。濃いのではなく、バシッとくる味わい。噛めば噛むほどに海鮮とたまり醤油のコクが口の中に広がる。とても美味い。
スープはキクラゲ・豆腐の卵とじで、とろみのついたあっさり塩味。とても合う。
続いて麻婆チャーハン(800円)
チャーハンの具はシンプルなチャーシュー・卵・ネギの布陣で味付けも麻婆豆腐といただくのでかなりあっさり。荒刻みの山椒がたっぷりかけられた麻婆豆腐は、シビれと旨みにパンチがあり、チャーハンと絡めるとそれはそれは美味い。
油を含んだ米と辛い麻婆豆腐がとにかく絶妙な味わいを生む。スプーンが止まらずすすむ。汗がだんだん噴き出てくる。しかし、辛くて厳しいといった味ではない。とても、美味い。
ごちそうさまでした