「横浜名物弥太郎最中」とは一体どんなものなのか？「横浜名物」と銘打っているからには、横浜にちなんだ何かがあるのだろうか？
ちなみに筆者は横浜在住35年になるが、「弥太郎最中」というお菓子は聞いたことがない。
まずは、直接中村橋に行く前に最寄りのターミナル駅であるJR桜木町駅周辺で「弥太郎最中」を知っている人がどのくらいいるのか調査してみよう！

「横浜名物弥太郎最中」を知っているか桜木町駅前で調査！

中村橋行きのバスに乗る前に、JR桜木町駅で聞いてみた。
　

JR桜木町駅前に到着

道行く市内在住の20～50代の男女に「弥太郎最中を知っていますか？」とひたすら聞いてみた。
　

快晴！　この日は10月なのに暑かった

20人ほどに尋ねたが、答えは・・・口をそろえて「知りません」であった。結局知っていると答えてくれた人はいなかった。

桜木町では、なかなか弥太郎最中を知っている人には出会えない。
それなら中村橋に行ってみよう！　バスで広告しているのなら、地元では有名な和菓子なのかもしれない。

桜木町からバスで中村橋へ

桜木町駅からはバスターミナルの10番乗り場「滝頭行き」に乗れば中村橋だ。
　

バスターミナルのいちばん端にある10番乗り場

時刻表を見てビックリ。一時間に二本しかない！
　

日中は本数が少ない！！

運悪く、ちょうど行ってしまったばかりだった。仕方なく約30分ベンチでぼんやりと待つ。滝頭行きのバスを待っているのなら弥太郎最中のバス広告を聞いたことがあるかもしれないと思い、隣に座っていた男性に「弥太郎最中」について聞いてみた。しかし、返事は「知らない」であった。いまだ知っている人に出会えない・・・。

そして、時刻通りに到着した横浜市営バス「156系統滝頭行き」に揺られること約20分、ついに次は中村橋だ！
　

ドキドキしながらアナウンスを待つ

車内アナウンスが「次は中村橋、中村橋でございます」とあり、続いて「横浜市交通安全協会からのお知らせです・・・」と交通安全のお知らせが終わるとアナウンスは終了。そして中村橋に到着した。

アレ？　弥太郎最中のアナウンスがない！？　たまたま乗ったバスが「弥太郎最中」の広告を出していない系統だったのだろうか？　不完全燃焼の気分ではあったが、中村橋に到着。
　

中村橋バス停で下車

気を取り直して弥太郎最中のお店を探してみよう。
　

中村橋バス停の周囲の様子

降りたバス停付近に人はいなかったので、道路を渡ってみると、幼稚園バスの帰りを待つ若奥様たちに出会う。早速「弥太郎最中を探しているんですが、ご存知ですか？」と聞いてみる。そして、ここでも答えは4人とも「知らない」とのこと。
え！？　中村橋近辺でも知らない人がいるのか、と思いつつ、近くのお店の店員さんなら分かるかな、と商店を探す。
　

卵の直売所。野菜や果物も売っている

店員さんに弥太郎最中を売っている場所を聞いてみるも、なんと「知らないです。すみません」との答え。なかなか知っている人に出会えない。
本当に横浜名物なのか？　近所にお店があるはずだが、全然手がかりがつかめない。本当に今もお店はあるのだろうかと不安になってくる。

すると、コンビニの駐車場で荷物を整理する郵便配達のトラック運転手さんを発見。この人ならわかるだろうと声をかけると、「うーん、ちょっと分かりません。この先を曲がると中村橋商店街があるので、そこに和菓子屋さんがあったと思います」とのこと。
ようやく手がかり？　ともいえない手がかりをつかみ、言われた方向に進んでみる。
　

商店街にしては通りの道幅が広い

これが商店街なのか？　道を間違えたかな？　お店も少なく商店街という雰囲気でもないが、とにかく進んでみる。途中、お花屋さんが開いていたので弥太郎最中について聞いてみる。ここは中村橋商店街で、以前はアーケードが設置されていたが、今はなくなってしまったそう。なるほど、それで初めて来る筆者には商店街に見えなかったのだ。
「弥太郎最中」について聞いてみると、ついに「あ、弥太郎最中さんね！この先行った右手よ」と教えていただけた。
やった！！　ここにきて、ついに弥太郎最中を知る人に出会えた！　ちゃんとお店は実在したのだ！
　

「フラワースズキ」の鈴木さんと看板犬のポッキーくん