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京急金沢八景駅ホーム沿い、ありえない高さに出入り口がついている建物の正体は?

ココがキニナル!

金沢八景駅の上りホーム向かいに戦前建築のにおいがぷんぷんする白いコンクリート製の建物が建っています。出入り口があり得ないくらい高い所についていたり、何の建物なのかきになります(うなぎさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

戦前建築した京急の変電所だった。高い位置の出入口は大型機器搬出入口で、1946年、出入口は無用化。2000年に役割を終え今後は未定

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ライター:永田 ミナミ

さっそく現場へ



「戦前建築のにおいがぷんぷんする」「白い」「コンクリート製の建物」。しびれるキーワードが並ぶが、いったいどういう建物なのだろう。
 


線路左側にある緑色の場所。地図には「京急鉄道施設株式会社」とある(Googleマップより)


京急鉄道施設株式会社は、2007(平成19)年に京浜急行電鉄株式会社から分社化された鉄道施設の保守管理業務を行う会社。業務内容は工務系(保線区、土木工事区、建築工事区)と電気系(変電区、電力区、通信区)とあるが、問い合わせる前にまず実物を見なくてはと考え、早速現地へ向かった。そして京急金沢八景駅に到着しドアが開くと、いきなり目の前に実物が飛び込んできた。

 


下車すると目の前に建っていた白い建物


線路に面して、噂通り不自然に高い位置にドアがある。ドアのひさしもわずかに曲線的で、装飾的なデザインになっていた。

 


円窓やクリーム色の格子窓に、レトロな趣が漂う。そして謎のドアも
 

ホームを歩いていくと、塗装が剥げ、錆びた謎のシャッターと扉があり・・・
 

反対側も同じように円窓があり、建物は山を削るようにして建てられていることがわかる

運のいいことに敷地内で何人か作業をしている人を発見。話を聞きたかったがホームからでは遠いし危険なので、駅の外からこの建物に近づくことはできるか、付近を歩いてみることにした。
 


駅の外からアプローチ



改札を出てすぐのところに、山側に抜けられる高架下があったので進んでみた。

 


あらかじめ地図で確認しておけばよかったのだが・・・
 

この細道は山を回り込めず、行き止まりになってしまった!


「しまった・・・作業員の人たちが帰ってしまう」。そこで駅まで戻り、反対側の横須賀・逗子方面に線路沿いを歩いていくと、また別のトンネルを見つけることができた。

 


秘密基地的な雰囲気のトンネルをわくわくしながら通り抜けると・・・
 

すぐ右側がこのようになっていて例の白い建物が
 

近づいていくと鉄条網と関係者以外立ち入り禁止と書かれた門があり
 

看板にこう書いてある


有刺鉄線の向こうに見えている建物は京急の金沢変電区、つまり変電所ということになる。
変電所とは、発電所から送られてくる電気を調整して、家庭や工場に送るところ。
 


そういえば壁面から飛び出していた、まるでドリルのような物体・・・
 

すぐ横には「高電圧」という注意書き付きの鉄塔もある。現役なのだろうか
 

作業員の方に声をかけようとすると、1人の方が近づいてきて門を開けた。ちょうど帰るところのようだ。急いで取材内容を説明すると、ほかの作業員の方たちと少し話し合ってから「正確なことはわからないので、京急のお客様センターに聞いてみるといいと思いますよ」と教えてくださった。