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横浜に道場を構える「大日本プロレス」ってどんなところ?

ココがキニナル!

ついに最後?と噂される六角橋の商店街プロレス。天王町シルクロードや鶴ヶ峰などでも試合が行われる商店街プロレスの興行元、大日本プロレスがキニナル(べいさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

現在、年間120日の興業をこなす大日本プロレス。商店街プロレスは、地域の活性化と大日本プロレスを楽しむよき導入口として盛んに行われている

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ライター:クドー・シュンサク

現在、年間120日の興業をこなす大日本プロレス。商店街プロレスは、地域の活性化と大日本プロレスを楽しむよき導入口として盛んに行われている

元全日本プロレス所属レスラーのグレート小鹿氏と、元大相撲力士のレスラーであるケンドー・ナガサキ氏によって、1994年(平成6)年に旗揚げされた「大日本プロレス」(通称:BJW)。
体を酷使した過激なデスマッチを繰り広げながら異彩を放つ団体として確立。近年は、デスマッチだけではなく、ストロングスタイルと呼ばれる方式の古き良きプロレススタイルも確立し始めているという。
 


2013年のスローガンは「BJW RESOLUTION」


現在の団体の話や、横浜市内の商店街プロレスについて、大日本プロレスの若きホープ3選手に話を伺うことにした。
 


大日本プロレス道場へ



JR横浜線鴨居駅から徒歩5分ほど、以前「はま旅(※)」でも取材させていただいた大日本プロレスのオフィスに挨拶に伺いうと、若手レスラーの方が道場から迎えに来てくれていて、、道場へと案内してもらった。
※現在、マッスルファクトリーは休止中
 


道なきような道を歩き・・・


道場に到着・・・したのだが、デスマッチを標榜する団体らしく、インパクト、強め、「恐いやん!」をいきなり入口で2つもいただいた。
 


蛍光灯がちゃーん
 

五寸釘ずどーん


案内してくれた若手レスラーの方によると、両方、試合で使うようで。かなり、血が出るようで。

蛍光灯を使うデスマッチがちなみにこちら。
 


こんなことになります(画像提供: 大日本プロレス)

動揺しつつも気を取り直して、中へ。取材に応じてくれる大日本プロレス若きホープ3選手が快く迎えてくれた。
 


道場内リング


今回取材に応じてくれたのは、ストロングBJ(※)から河上隆一(かわかみりゅういち)・橋本和樹(はしもとかずき)選手、デスマッチBJから塚本拓海(つかもとたくみ)選手。
(※ストロングBJ=ストロングスタイルの王道プロレス。デスマッチBJ=デスマッチ特化のプロレス。BJは大日本、ビッグジャパンの略)
 


左から橋本・塚本・河上の3選手


まずは、「最後」と噂される六角橋商店街プロレスについてから話を伺った。

今から10年ほど前、六角橋商店街から「プロレスで商店街を盛り上げたい」と大日本プロレスへ声をかけられたのがはじまり。ここから徐々に横浜市内の各商店街に「商店街プロレス」が広まり、2011(平成23)年には「うまい横浜の商店街のコロッケNo.1」を決めるイベント「ガチコロ!」や「うまい横浜の商店街のあまいものNO.1」を決める「ガチあま!」に協賛し、横浜文化体育館にリングを組んで表彰式を開催。また、2012(平成24)年には10ヶ所の商店街にて、無料で見られる試合を行い、計1万人の集客があったとのこと。各商店街からは「こんなに人が集まったイベントはかつてなかった」と言われたのだそう。
 


日常空間で非日常な光景を観るのも商店街プロレスの醍醐味(画像提供:横浜市商店街総連合会)


「最後」という噂について、「過去にもプロレスをする場所が商店街からなくなる存続の危機があったが、商店街側が尽力してやっと開催となる、そういった窮地を何度も繰り返しているうちに、『次で最後か!?』といった標語が似合うイベントになった」という。
 


饒舌かつユーモアをまじえて話してくれる橋本選手


「そういえば昔、六角橋で廃墟行き決定の駄菓子屋を1店舗まるまる破壊して、2階から冷蔵庫を床下に落としたっていう試合もありましたね」
衝撃としか言いようがないが、不思議にもなぜか少し興味がわいてくる。
ちなみに「次で本当に最後ですか?」という質問に対し、河上選手は・・・
 


「どうですかね、またやるんじゃないですか?」


年間120もの興行をうつという大日本プロレス。横浜の商店街から日本全国各地を廻る。興行以外の日も、日夜ハードな練習、試合で使う小道具の仕込み・解体、イベントへ参加し大日本プロレスのPRなど、選手たちは忙しい日々を送る。

格闘技好きの筆者と3選手で、少々プロレス談義を。そこで河上選手から意外な情報を伺った。

「好きなレスラーは?」と尋ねると「特別好きな選手はいないんです。プロレスラーって、両極端で、誰かに強く憧れてこの世界に入るレスラーと、ただ単純にプロレスラーになりたいレスラーと分かれるんです。好きなレスラーがいない人、けっこういるんですよ」と、じっくり丁寧に話してくれた。3選手とも、好きなレスラーがいないというのは意外な答えであった。
 


しかし好きな女性芸能人は真矢みきと即答

 
 

リングに上がってみたら、やっぱりすごい迫力の選手!