桜木町駅で始発電車を待つ人々!空席があるのに次の電車を待つ理由は?
ココがキニナル!
出勤で座って行くために毎朝桜木町駅始発電車に乗り換えます。同駅始発はあまり多くないのに、空席が残っていても乗車せず次の始発電車を待つ人が必ず何人かいます。なぜでしょうか?(うなぎいぬさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
乗客に聞いたところ「一番端の席に座りたい」とのことだった。ちなみに“端の席”と言っても「連結部じゃないとイヤだ」など独自にこだわりがあった!
ライター:松宮 史佳
JR桜木町駅から横浜・蒲田方面に出る京浜東北・根岸線7時台の始発電車。「空席があっても乗らない人々」がいるらしい!なぜ空席があるのにもかかわらず、次の電車を待つのか?!
「気になり過ぎるから聞いてこい!(by人の姿をした鬼・編集部吉田氏)」
…原稿に追われ、最近すっかり夜型の松宮。「本気で寝たら7時台の電車が出てしまう…」
ということで2時間仮眠を取り、早朝の桜木町駅へ!
ボーッとしながらも、なんとか7時25分に3・4番ホームに到着。すでにホームは通勤する人々で混雑している!混雑状況に驚きながら時刻表をチェックすると…
7時台の当駅始発電車は4本しかない!
現在、時刻は7時25分。残りの始発電車は7時30分と48分の2本。「え?!」と焦る松宮。取材では、空席がある7時30分の始発には乗らず「7時48分の始発に乗る人」を探さなくてはならないのだ!「始発電車に空席がありながらも次の電車を待つ人」にインタビューするには…「あとチャンスは1回のみ!!」
「どうして乗らないの?」乗客に突撃!
7時30分発の始発電車を待つべく、急いでスタンバイ。…すると、3番ホームに桜木町駅止まりの折り返し電車(始発)が到着!
席をめがけて次々と乗車する人々
…次に「空席はあるのに乗車しない人」を探す。場所によっては席が埋まっている車両も多いので、少し後ろの方へと移動。すると…「!!!」
ホーム先頭に“空席を前にしながらも次の電車を待つ男性”を発見!勇気を出して話かけようとするが、男性は目薬を取り出す。…どうやら乗車に備えて?目薬をさすようだ。固唾を飲んで見守る松宮。男性が目薬を差し終えたところで突撃!
松宮:あの~すいません…
男性:?!(えっ俺?といった感じで)はい?
朝の忙しい通勤時間帯に話しかけられるとは想定していないためか、驚く男性。「空席があるのにどうして乗らないんですか?」と松宮。
ここで取材だと説明。乗らない理由を“聞きたくても聞けない人”が存在し、「代わりに聞いてほしい」と頼まれたというと“朝からよく働くな~”という感じで笑い出す男性。空席があっても次の電車を待つ理由を「連結部側の端の席に座りたいから」と答えてくれる。
“連結部側の端の席じゃないとダメ”とは予想外!
「入口側の端の席はダメなんですか?」とツッコむ松宮。すると、入口側はドアがあるので「人の出入りがあって眠れない」「冬は寒い」「雨の日は濡れて大変」と男性。一方、連結部は「あったかくてよく眠れるし、本も集中して読める」んだとか!
男性の会社がある秋葉原までは45分ほど
この男性は“連結部側の端の席”に座るために「家を20分ほど早めに出ている」そうだ。…そろそろ電車が到着しそうなので、男性にお礼を言い、立ち去る松宮。
…氷と化した手と足を紅茶で温める