江の島で「寺フェス」!?お坊さんが作るイベント「龍口テラス」は、みんなが楽しめるイベントだった!
ココがキニナル!
江の島でお坊さん主催のイベント「寺フェス」だと?お坊さんやお寺というと堅苦しそうに感じるけど、本当はどうなの?(ライター吉田瞳のキニナル)
はまれぽ調査結果!
「龍口テラス」は、片瀬江ノ島の龍口寺(りゅうこうじ)で、お坊さんが始めたイベント。御朱印帳作り体験のほか、FMヨコハマ藤田優一さんの朗読会まであり、大盛り上がり!
ライター:吉田瞳
10月のある日、「最近のはまれぽは運動不足? 高低差の多い横須賀で神社・仏閣を巡った」の記事でお世話になった、横須賀・静円寺の石本真教(いしもと・しんきょう)さんからメールが届いた。
「11月23日に藤沢の龍口寺(りゅうこうじ)で、『龍口テラス』というお坊さんが作るイベントがあります。お札作りや修行体験、ヨガなどお寺ならではの『寺フェス』です。マルシェもやりますよ!」とのこと。
・・・お坊さんがイベント!? 寺フェス? なにそれ? キニナル・・・!
お坊さんのイベントとは一体どのようなものなのか探ってみることに。
さっそく「龍口テラス」へ!
「龍口テラス」は、藤沢市片瀬の龍口寺を会場に展開されるイベントで、日蓮宗京浜教区内に設置された「龍口750プロジェクト」が主催。
龍口テラスのポスター
2018(平成30)年11月23日、さっそく現地へ向かった。龍口寺の最寄駅は、江ノ電の江ノ島駅。駅に降り立つと、改札口の前にドドンと「龍口テラス」のぼりがあり、期待が高まる。
改札口前にのぼりが!
龍口寺の地図
そうはいってもお坊さんのイベントだから、静けさに満ちたイベントではないのだろうか? などと考えながら、駅から徒歩5分の龍口寺に到着すると・・・不安を裏切るにぎやかな音が。太鼓と鐘でリズムを取るのは、地元の消防団の方たち。太鼓と鐘でリズムを取り、火消しの旗印である「纏(まとい)」をくるくると回し、子どもたちも大人もリズムに合わせて踊る踊る。
この日、龍の木彫りが立派な龍口寺の本堂をバックに纏振りを披露していたのは、龍口寺周辺の有志グループ「龍ノ口片瀬睦(たつのくちかたせむつみ)」の面々。彼らの勇壮な姿に夢中でシャッターを切った。
木彫りが立派な本堂の前で、片瀬睦がパフォーマンス
子どもたちも纏を回す
マルシェで神奈川県のおいしいものを満喫!
盛り上がる本堂前を後にして、マルシェのゾーンに行ってみると、お店がずらり。
地元のおいしいものが集まっている
境内でのマルシェ
出店も多く、どこで買おうか悩む人も
こちらは相模原のパン屋「ス・マートパン」。通常も週2日しかオープンしていないレアなお店とのことで、今回のイベントでも、午後3時には売り切れという人気ぶり!ライター吉田はゴマチーズパンを購入。チーズの風味がゴマとマッチしておいしい。
天然酵母のパンがずらり
オーナーの池辺澄(いけべ・すみ)さん
お隣は、創作中華まん屋の「民民」。まるごとのトマトやカブを肉まんの中に閉じ込めたという、中華まんを販売。
湯気が食欲をそそる
神奈川県内の農家さんの野菜をまるごと中華まんに
お店イチオシのカブまんにかぶりつくと、一口サイズのカブが、そのまま中華まんの中に入っていた。ゴロゴロとしたカブの食感がクセになりそう。
本日イチオシのカブまん。中にはぎっしりとカブが入っている
マルシェということで、相模原の農家・真鍋流農園(まなべりゅうのうえん)も出店。イベントではニンジンやルッコラなどの野菜を販売していた。農薬や化学肥料を使用せず、植物性のたい肥と木チップのみで育てているという。
真鍋流農園の真鍋豪(まなべ・ごう)さん。中華まん屋「民民」にトマトを提供
色とりどりの野菜
「お坊さんの紙芝居」も開催
マルシェといっても、食べ物だけではない。物販コーナーでは、片瀬や腰越を拠点とした、クラフトや手作り衣類を扱っているお店が出品している。地元の店を多くの人に知ってもらえるいい機会だろう。
お坊さんたちもマルシェを楽しんでいる